特色

安心できる居場所

学校が、常に緊張していなければならなかったり、人に合わせることばかりに気を遣い、 自分らしさを押し込めておかなければならない場所だとしたら、生き生きと活動するような力がわいてくるでしょうか?
もし、学校がそんな場所であったら、疲れて、自分らしさを見失い、気力も無くなってしまうのではないでしょうか?
生野学園はまず何よりも、子どもたちにとっての「安心できる居場所」になることをめざしています。 肩ひじ張らずに、ありのままの自分でいていい場所、いろんなことをして失敗しても大丈夫な場所、 一人ひとりのペースを大事にしてくれる場所、そんな中で一人ひとりの意欲や興味・関心が育っていくような場所でありたいと思っています。

人との関わり

「安心できる居場所が必要」といっても、それはいったいどうしたら得られるのでしょうか?
私たちは、安心感というものは人とのかかわりの中で生まれてくるものだと考えています。
いくら物理的な居場所が合っても、一人でいたのでは本当の安心感は生まれてきません。 ありのままの自分を受け入れてくれる人との出会い、自然体で接してくれる大人たち、 本音で話し合える友人、気兼ねなく遊ぶことの出来る仲間、そういった様々な人たちとのかかわりの中で 「自分が受け入れられている」という実感を得ることこそが安心感を育てるのだと思っています。
もちろん、 人とかかわることには大変な面もあります。思いがうまく伝わらなかったり、なんとなくギクシャクしたり・・。 でも、そうした経験をつむ中で本当に信頼できる大人や、友人と出会えるのだと考えています。 生野学園はこうした人とのかかわりを、ゆっくりと時間をかけて築いていく場所です。

自主性の尊重

生野学園は自由な学校です。あらかじめ決められたことをするのではなく、 自分が本当に何をしたいのかを考え、それに思いっきり打ち込めるところです。 ただ、自由には難しい側面もあります。
一つには、自由であることは「自分自身が問われる」ということです。 人に決めてもらうのではなく、自分で決めなければいけません。 そのため、始めのうちは自由であるがゆえに、何をしたら良いかわからなくなり、かえって動けなかったりすることもあります。また 自分の中にある「こうあらねば」という考えに捕らわれてしまうこともあります。そんな中で自分が本当にしたいことは何か?自分自身がどうありたいのか?といったことを問うていく必要があるのです。 また、自由であることは「何をしてもいい」ということではありません。 一人ひとりが自分勝手な行動をしたのでは集団生活そのものが崩れてしまいます。また自分が自由であるためには、共に生活する他者の自由も認めなければなりません。自由であるためには広い視野が必要なのです。
このような難しさもありますが、自分が本当に何をしたいのか、どうありたいのかを考え、実現していくことができることが自由の素晴らしさだと思っています。
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